Sampling steps/CFG Scale 相対比較(Stable Diffusion)
はじめに
Sampling steps とは、画像生成にあたってのフィードバック工程を何回実行するかということです。
数値を増やせば増やすほど精緻・精密な絵になっていきます。※増やすほど時間がかかる。
初期設定の20が安定している。テスト生成し、完成に近くなった場合に数値を増やすと良さそうです。
CFG Scale とは、AIイラストに影響を与える数値です。
数値を大きくすればするほど、プロンプトを無視した出力が減る。しかし、画像の色彩が変になったり構図が崩壊したりするようになる。
下げるほど画像がぼやけていくが、生成されるAIイラストの自由度が向上する。
デフォルトの7を使うのが無難です。
Sampling steps/CFG Scale 相対比較
【呪文:1girl,blurry_background, focus of face】
X軸(Sampling steps)
- steps:10
- steps:20
- steps:40
- steps:60
- steps:80
Y軸(CFG Scale)
- CFG Scale:5
- CFG Scale:7
- CFG Scale:9
考察
Sampling stepsの数値を上げていくと、より精密な画像となった。
steps:20でほぼ十分なAI画像となっている。
CFG Scale:9では、steps:40でテスト作成するほうが良いと思う。
CFG Scaleの数値を上げていくとプロンプトにより正確になるそうだが、少し画像が綺麗になったような気がする。
結論としては、初期値の [steps:20][CFG Scale:7]でいろいろとAI画像を作成していくことが良さそうである。
完成させたい画像に近づいたら、Sampling steps を40,60と増やしていくことがベストな作成方法であると思える。
※最後の最後に、CFG Scaleを少し上げて2,3枚画像を作成し、CFG Scale:7の画像と比較しても良さそうである。